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生命保険会社の本社出世競争

      2015/05/11

高学歴の社員(相互会社の場合は職員といいます)が多い大手生保の出世競争は熾烈です。

内勤総合職の出身校は、東大、京大をはじめとした国立大学ばかり。

私立も早慶などの難関校がほとんどを占めています。

会社によっては学閥があり、経営トップに立つには東大・京大・慶應以外は難しいようなところもあります。

出世するためには、上司の評価が不可欠ですので、総合職たちは普段の業務において、いかに上司から評価されるかにしのぎを削ります。

契約者のためという目線は、残念ながら実際のところあまりないというのが筆者の感想です。

社内では、「そんな資料では部長から評価されない」とか「そんな数字は役員には見せられない」といった言葉ばかりが飛び交います。

また出世においては、「力のある上司」の下につくことが非常に重要です。

「力のある上司」は、業務処理能力やコミュニケーション能力が高く、世渡りも上手、幅広い社内人脈などの強みを持っています。

「力のある上司」は、部署内での発言力も強く、部下を評価し昇進させる力が強いのです。

また「力のある上司」に気に入られると、評価されやすい大きなプロジェクトや成果が出やすい仕事をまわしてもらえるなどのメリットもあります。

ちなみにそういう「力のある上司」は、ほとんどが本社にいるため、支社に出てしまうとヘボ上司の部下となる確率が高まり、結果的に自身の早い昇進も難しくなります。

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それから生保の本社業務は、営業のように数字で明示できない部分が多いので、ライバルに仕事の出来だけで差をつけることは難しい構造になっています。

ですから足の引っ張り合いや、「がんばってます」のアピール合戦など、本来の業務とは関係のないところで、熱い勝負や駆け引きが展開されます。

隙を見せれば同期のライバルにやられるわけですから、いかに上司にわかりやすくがんばっているように見せるかが重要です。

しかも高学歴の頭のいい人たちが多い世界ですので、浅知恵のアピールでは逆効果。

知恵を絞って、上手くアピールしないと評価はされません。

そのため生保で出生している人たちは、喋りがうまく、企画の見栄えを上手く見せるのに長けている人たちが多いです。

成果の検証は、個人評価に結びつく形では、ほとんどされませんので、聞こえの良い企画をいかに上手く上司に説明するかが大切です。

上司の方針に真っ向から反対するのも当然NGです。

物申すこと自体は、評価につながることがあるのでOKなのですが、あくまで上司を立てた上で、上手く立ち回らなければ、いくら正しいことを言っても減点の対象となります。

 - 元職員が語る生命保険の裏話

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